8/4 第3回こども会議

【第3回こどものまち会議】が終了しました!

今回の会議では前回の内容からさらに一歩進んで、割り振られた予算内で用意するものを絞り込んでいきました。
自分達のお店を完成させるまでに「残されたあと2回の会議で何をするべきなのか?」を考え、やることの道筋を具体的に考えるところまできました。

出店までの計画の進み具合はお店によってバラバラですが、早いところではもう商品の試作に取りかかっているお店もあり、仲間同士集まって、膝を突き合わせるほど近くに寄って予算書の空白を埋めたり、商品の試作に取りかかったりと、前回以上の熱気が伝わってきました。

第1回、第2回の会議では、とにかくやりたいことをどんどん考えてもらっていました。こどもたちができるかぎり自分たちで作る「まち」ですから、大人から見て「それ、ちょっと風呂敷広げ過ぎじゃない?」 「予算内でそれ全部やるのは難しいんじゃない?」と思うようなことでも、口を挟まず、否定せずに聞くようにしていました。

やりたい事、思ってることはどんどんアウトプットしていけばいいし、いずれそこから広げた風呂敷をたたまなければいけないときが来ますが、大きく広げていれば広げているほど、目標が遠くにあればあるほど、実際に出せる成果も大きなものになりますから。

そして今回、その広げた考えを収束させる時がきています。材料は与えられた予算の中から調達する、やりたいこと、作りたいものがたくさんあるお店ほど取捨選択を迫られます。
店長さんの数が多いお店だと、一番に作りたいもの、やりたいものがそれぞれに違う時には、意見をすり合わせなければいけません。
商品のラインナップを減らすのか、作る数を減らすのか。材料を安くシンプルなものにするか。思い切ってどれかを諦めるか。

お店を開業するのに必要な予算書と商品希望書。子ども達は何度も書いては消して直してを繰り返して、大人に見せにきてくれます。何が足りていて、何が不足しているか。
ついつい問題点を箇条書きにして一気に伝えたい気持ちに駆られたりもしますが、こどもたちが自分で考えて計画を進めていけることが大切なので、こちらからはできるだけ質問することでこどもの考えを促すようにします。

「これをやるためには何が必要?」「こういうことが起こったときにはどうするの?」
こどもたちにとっては質問攻めにされているようで意地悪に思えてしまうこともあるかもしれません。

「もうこれだけ考えたんだから、後はもうやってみればいいじゃん」「早く先に進みたいのに」そんな風に感じているのが伝わってくることもあります。子どものほうが大人よりもずっと直観的だし行動力がある。そして何より楽天的なんですね。それは素晴らしいことだと思います。

大人がするべきことはこどもの想像力や行動力をできるだけ抑えることなく、計画が実現できるように手助けすること。必要な事は嫌がられても伝えていかないといけないけど、なるべくこどもがモチベーションを失わずにいられるようサポートしていきます。

最初から作るものが絞り込まれているお店、コストがあまりかからず、もしかしたら予算が余りそうなお店などは、スムーズに商品の試作づくりを始めることができていますが、それが必ず正解というわけではありません。
こどもにとって本当に必要なのは結果だけでなく過程です。一生懸命自分達で考えたお店だから、もちろん結果は出したい、失敗したくない。

でもここはこどものまちです、万が一失敗してしまっても大丈夫、失敗できる機会を与えられていることもまた、大人の世界にはない、とても価値のあることだと思います。
だからこどもたちには、自分たちのプロセスを大事にして、それぞれのお店の実現に向けて一歩ずつ進んでいってほしいです。


さて、今回の会議での大きな出来事は、とうとうこども市長が決定したことです!
高砂と加古川で3人に絞られた候補者に、それぞれの言葉で自分の公約を発表してもらいました。
中には大人顔負けの具体性をもった公約を掲げる子どももいて、驚くとともに、とても頼もしく感じました。

他のこども達に廊下に設置された投票箱に名前を入れてもらい、厳正なる開票作業の結果、高砂と加古川でそれぞれ二人の市長が誕生しました!
自分たちのお店を切り盛りするだけでも大変なのに、まち全体を良くするための市長としてのビジョンもちゃんと持っているのが素晴らしい!

他のこども達の意見をまとめるのは大変ですが、得られるものはとても大きいと思います。
大人たちの手を借りずに自分たちの要望を自分たちで叶える。自分たちで自分たちのまちを良くしていく。こどもたちの中で良い循環ができることを期待しています。

次回の会議では商品づくりやお店づくり、まち全体のたくさんのことがさらに固まっていくと思います!

第4回のまち会議は8月25日です。

7/21 第2回こども会議

【第2回こどものまち会議】が終了しました。
今回の目玉といえば【まちの教室】でしたね。高砂市に関わる方に講師として来ていただき、こどもたちに持っている技術を披露してもらいました。講師のラインナップは【イヤリング・バルシューレ・裁縫・看板製作・竜山石で作るマクラメ編み・スクラップブッキング】でした。
どれも興味深く、大人も受けてみたい!そう感じたまちの教室(私は、ちょこっと覗きに周るだけでしたので受講は出来ませんでした)。
講座が終わるとすぐさまスタッフの元に駆け寄り、「こんなん作ったよ!」「これって、私が作るお店でも出せる?」「楽しかったからまた来年も同じ先生を呼んでほしい!」と私は1人なので、まず落ち着かせるだけでも大変(笑)そしてゆっくりじっくり1グループずつ改めて自分のお店で何を作りたいかを考えました。

❏予算を考える。
 こどもたちは予算を考えます。決められた予算の中で
①自分たちが作る分
②アルバイトが作る分
          を考えます。

アルバイトが1日36人来たとして、36個の商品をお仕事として作っていかなければなりません。
その時点で予算をオーバーしてしまうと次は、自分たちが作る分の予算が確保できない…予算の上限が決まっている分、ここでこども店長には決断が迫られます。

①作るものを小さくしてコストを下げるやり方や、
②パーツを1つ諦めて作るなど…
『自由に作らせてあげたらいいじゃないの?』という声も聞こえてきそうですが、【決められた予算の中で自分の力を発揮】してほしいんです。あと、私達も今提案している予算でギリギリなんです…なんでもかんでも買って、簡単に手に入って、結局使わなかった。というのも悲しい話ですので、【今あるものを大切に扱う】そう思って取り組んでほしいと思います。
 『これは失敗できないな』と取り組んで達成した充実感。『失敗してしまった!!』時に、次はどう取り組むか。こどもたちの中でたくさんの気持ちが自発的に生まれてくることを私達スタッフは見守ります。

❏まちを考える
 今年からは自分たちでまちを動かすことにチャレンジしてもらっています。
一番多く出た意見ではロッカーを増やしてほしいとのこと。これをこどもたちのイメージと擦り合わせると、駅構内にあるコインロッカーをイメージしていました。私の方からは「コインロッカーの値段一応調べておくね」と一言。
こどもたちは「絶対高いから買われへんって!」【こどもたちには高いというイメージがあったんだ。この次に代替え案が出てきたら凄いなぁ】と思っていたら、
「高かったら三段ボックス買ったら?それやったら行けそう。」
「ダンボールとかではだめ?」
「じゃあ、預ける時、かばんに番号札つけて、その番号をお客さんに渡すのどう?」
と、100人いる中発言してくれたこどもたちがいました。
それを聞いて、うんうんとうなずくこどももいれば、それはどうかなぁ?と首をかしげるこどもたちもいました。
それを見て【ちゃんとみんなが会議に参加しているんだな】と実感できました。

興味はあるけど、発言する勇気はなかなか出ない。けど賛成の場合は自然と首が動く。体が動く・反応するということはきちんと話を聞いているからこそ目に見えてくる表現として伝わってくるのだとおもいます。
 ふと、ここで会議をするときは円を作ろう!!なんて言うこどもが居たらなぁと思いました。みんなの動きが見れて、みんなの反応が見れるのは囲った位置でないと見れないですもんね。

上記に書いた1つ1つを積み重ねていき、じぶんたちのまちを作り上げていってほしいです。

他には、グループでアルバイト出来るシステムや、店長だけが飲めるドリンクバーなどのシステムを話し合いました。

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6/30 第1回こども会議

”こどものまち2018”はじまりました今回のこども店長は100人超えとなり、『加古川』『高砂』『播磨』(開催順)計6日間お店を出店予定にし、会議に参加してくれます。

会議の最初。必ず行うアイスブレイキング。一瞬にして打ち解ける事はやはり難しいので、グループを作り隣の人を見ながら、目があったら(あ、どうも照)と挨拶するよう伝えましたお店を作るのは私(僕)のグループではなく、ここにいるメンバーと”こどものまち”をつくっていく。そういったことを少しでも感じてもらえればと考えながら進めさせてもらいました。

そして、今回の”こどものまち2018”の目玉といえば『ニッケパークタウン』での開催今回参加した”こども店長”もそうですけど”歴代のこども店長”たちが積み上げてきたまちがどんどん大きくなってここまで着たと思う。これは決して大人の力じゃないんだよ。君たちみんなの力だよ。そういった話をさせてもらいました。僕は『大人が羨むくらいのまち作ろうぜ!!』と思ったし、そう言いたかったけど、こどもたちはどう考えたのかな?また機会があれば聞いてみたいと思います。(逆にプレッシャーだったりして汗)

会議の流れは〈アイスブレイキング〉➔〈こども店長になるためには〉➔〈まちに欠かせないもの〉➔〈市町長立候補者会議〉➔〈お店の申請書書き込み〉といった流れで進んでいきました。
 
➔〈まちに欠かせないもの〉
 まちに欠かせないもので多かった意見は、『のんびりする場所が欲しい』と…そんなにも癒やしを求めていたなんて知りませんでした!!他には、ゴミ箱をもっと増やす。大型ビジョンで地図を写す。一方通行にして人がぶつからないようにする。当日初めて参加の学校があまり理解できてないように思う。と様々な意見が出てきて、ふと感じた良い違和感。去年は、公共施設の充実(警察や案内所、清掃局や銀行)と確かに街にとって必要なものでしたが、今回は「まち全体がすごい見えてるな」と。あと、この目線は自分だけのものではなく他の人の目線にも立てているのでは?と感じました。

➔〈市町長立候補者会議〉
 まちに欠かせないものが意見として上がってきたので、それを大人がどうこう変えるわけではありません。”こども市町長”が今年のまちづくりを手がけていきます!市民の意見を聞き、よりよいまちづくりのために立候補者が7名集まりました!!みんなそれぞれ考えることがあったようで、Q『税金は必ず払わないといけないの?』A「銀行や警察などのお給料が確保できれば考え方は変えれるかも。銀行も儲かる仕組み考えてみる?」Q『オープニングはこどもたちだけでしていいの?』A「自分たちのこどものまちだもんね」Q『こども店長用の目立つ帽子はもらえるの?』A「それは、去年の店長が提案して作ったものだよ」
…アンサーが…なんか…冷たくない?と思われた方もいると思いますが、決して突き放そうとしているわけではなく、純粋に”こどもの発想に大人の意見を入れて邪魔したくなかったからです”ついつい喋りすぎてしまう大人(僕)いつもなら上記の5倍から8倍くらいは補足を入れてます。それってほぼほぼ僕の意見ですよね。意見入れに行っちゃってますよね?僕なりに考えたのが”必要なことは最低限”です。時に導いてあげることも必要(後述はそれ)ですが、1度自分の力でやってみる。これも大事だと思いませんか?『こーすればうまくいく』『あーすれば失敗しない』そうじゃなくて、『イメージをする…』”実現させるためにどう動く?!”『失敗したな…』”ここからどうする?!”そういう気持ちに少しでもなって自ら動く自主性を持って行動してもらえればと考えています。

➔〈お店の申請書書き込み〉
こどもたちの想いが詰まった”商品希望書”です!


予めやりたいことが決まっていて、書いているグループや、わからないけどやってみたい!!今回は”派遣会社”という名のお店…僕自身もこどものまちでは関わったことないですし、働いていたわけではないのでこれに関しては勉強させていただきます!こどもたちがイメージを持ってお店を作り込んでいこうと思います。
 今回は1つのお店”射的屋”さんのお話ですが、『ボーガンを使って射的をやりたい!』と意気込む男の子…だけどなかなかお店のイメージが沸かないようでスタッフがお手伝いに入りました。
Q「ボーガンって誰が持ってそう?」A「白とか緑とか茶色とかのぐちゃぐちゃの服着てる人」Q「それ迷彩やな。」
Q「じゃあ、その迷彩の服着てボーガン持ってる人ってどこに居そう?」少し考えてA「ジャングルの中?」
Q「じゃあその人はジャングルの中で何を狙っているの?」ドヤ顔でA「危険生物!!」
Q「これでなんとなくお店のイメージ出来たかな?」A「出来た!ボーガンは作りたいけど、迷彩はどうしよ?ま、後でええわ!先危険生物書いてみる!」
ということで、①イメージが出来た②しなければならないことがわかった③実現に向かう順序が見えてきた。
真剣に危険生物描いてました。高学年といっても自分が体験していない部分はどうも頭の中で繋がりを作って、この書面に落とし込むっていうのは難しいようで、スタッフの方から少し投げかけさせていただきました。ここから実現させるためにどういった動きを見せてくれるのか乞うご期待です!


最後に、こどもたちにアンケートをとりました。
どのくらい楽しみ?不安?など、なかなか口に出して伝えることは最初は難しいのでグラフに書き込んでもらいました!見ていくと、あれだけワクワクしてそうだったのに、実は不安な気持ちのほうが大きいんだ?!というこどもや、自信に満ち溢れていて大丈夫!任せとけ!と伝わってくるほどのこどもたちもいます。
この”こども会議”の中では、自分でやりたいことを見つけ、その実現のために道筋を考え取り組んでいきます。”理想のこども店長像”などは無く、”自分はやれる”という気持ちを持つことが大きな原動力となり、その想いがお店づくりに反映されていくのだと考えています。時に悩むことや、わからないことが出てきますので、その時は一人ひとりの様子をみながら最小限のアドバイスで再度取り組み始められるよう心がけています。今、不安に思っているこどもたちも少しずつ不安が払拭され、自ら動いてみよう。という気持ちになって取り組んでいけることを願いながら会議を進めていきたいです。































過去のこどものまち